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額安寺室篋印塔(かくあんじほうきょういんとう)

額安寺境内明星池の中島に建っていた。文応元年(1260)の建立である。総高283.3cm、基礎東面格狭間に、「文応元年10月15日願主永弘・大工大蔵安清」の刻銘がある。基礎上3段、塔身は輪郭を二重にとり月輪内に金剛界四仏の種字を薬研彫りしくいる。笠下3段、上6段笠隅飾りは軒口は連立せず、区別して直立、一弧無地。笠上は露盤、九輪宝珠とも欠損はない。各部の均衡よく、壮重典雅な古塔で、鎌倉中期の様式の特色をよく表わしくいる。県下で2番目の古さである。願主永弘はどのような人か不詳であるが、大工安清は大蔵派初期の石大工の1人と考えられくいる。
なお、寺の縁起では、慈真和尚が母のために造ったものと伝えている。
※ふるさと大和郡山 歴史事典より

額安寺室篋印塔は額安寺の前の鏡池(明星池)の中島に祀られていたが、平成21年3月18日、額安寺境内へ移築された。

住所 奈良県大和郡山市額田部寺町36
問い合わせ先 0743-59-1128(額安寺)
営業時間 【額安寺】
拝観時間:9:30~16:30(受付は16:30まで)
料金 【額安寺】
大人(中学生以上)400円
※説明付団体拝観は予約のみ
備考 【額安寺】
駐車場:6台
近鉄「平端駅」から徒歩15分、またはJR大和路線「大和小泉駅」または「法隆寺駅」からタクシー約10分



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