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東明寺(とうみょうじ)

東明寺は、天武天皇の第三王子で「日本書紀」の撰者として名高い舎人親王の開創といわれる。
舎人親王は母君持続女帝が眼病に悩まされているのを哀しみ、その回復を祈って諸寺諸社に日参していたが、夢枕に老翁に姿を変えた白髪明神のお告げがあり、さっそく霊山に登り、翁の与えた金鍋一口をもって霊井の水をすくい、この水で母君の両目を洗ったところ、たちまち母君の眼病は平癒したので、恩謝のためこの山に精舎を建立した。
その造営は持続天皇の七年(686年)春三月に始まり、翌年四月八日に終わった。そして、この山が金鍋納蔵の山であり、また東方浄瑠璃世界の本主で衆病悉除の医王である薬師如来を本尊とし、さらに眼病平癒を得た因縁から、この寺は鍋蔵山東明寺と号するようになったという。
本尊薬師如来坐像をはじめとして重文に指定される仏像は、いづれも平安時代の作で、寺の創建の古さを物語っています。
また、本堂の横には鎌倉時代の七重石塔がありますが、3段目と5段目がその上の大きさと比較して一回り大きく、さらに塔の上の部分がバランス的に長いので、実際には7段以上あり、だるま落としの様に間が抜けているのではと言われているそうです。
これら以外に、寺宝の「雷さまのへそ」があります。

住所 奈良県大和郡山市矢田町2230
問い合わせ先 0743-52-7320(要予約)
営業時間 拝観時間
9:00〜17:00
※但し11月〜2月は、9:00〜16:00
料金 本堂拝観料;300円(要予約)
※事前拝観予約が必要です。
備考 2013年6月1日(土)〜15日(土)は、特別開帳されており、予約無しで拝観できます。

近鉄橿原線「近鉄郡山」駅より 矢田山行きバスで「横山口」下車徒歩30分
駐車場あり 10台程度
※駐車時は安全管理上、寺務所へ声を掛けてくださいとの事です。
※山門までの道は非常に狭いので注意が必要です。



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