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庚申堂金輪院
庚申堂金輪院は、江戸時代初期(1959年)に小泉藩第2代藩主 片桐石見守貞昌の時、家臣の茶人
藤林宗源(助之丞直良とも名乗った)が創建したとされています。天台宗延暦寺の末寺だそうです。
境内の正面には本堂があり、ここには本尊の大青面金剛絵像があります。※詳細は不明ですが、これが弘法大師の直筆と伝えられています。
門前の石碑に「一国一宇」とあるように大和国庚申(こうしん)信仰の総道場で、江戸時代、庚申縁目には門前市が盛んであったそうです。
庚申信仰とは、人間の体内には三匹の虫がいて人間の行動を監視しており、この虫は庚申の夜、人が寝ている間に天にのぼり、天帝に60日間に起こした悪事を報告するそうです。その報告を聞いた天帝はその罪状により人の寿命を縮め、時には命を奪うとされており、その災いから逃れるため、その虫の活動を抑える事を信仰としています。
庚申信仰は60日毎の庚申の日に信者が集まり、今も人々が庚申の日に集まっています。街道筋には魔除けの為、庚申さんの使いとしての身代わり猿が軒下に吊られています。
住所 | 大和郡山市小泉町834 |
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